日本型ダーチャと生活安全保障

二拠点生活の場を確保して庭で飲用水、電気、食糧、燃料、かまどを、場合によっては耐空爆塹壕(anti-air raid trench)を作ります。

戦術核より送電網棄損

ロシア・イラン連合によるウクライナの電力施設破壊が止まらない。

高橋彬雄さんの一言、分析に唸った。

予想外の効果に驚き、満足し続けて行くだろうとの趣旨。

 

 確かにそのとおりだ。1発や2発戦術核を落としてもウク国のメンタルは日本人と違って強くたじろがない。

しかし電気が止まるとインターネットも、暖房も、工場も、兵器の修理もストップ。

蒸気、デイーゼル機関車と違って電動化された列車は全線ストップ。

 

系統電源は血管のようなもの。1っか所で大量出血すると全身が影響を受ける。

 

考えてみればよその国の話ではなかった。2019年、東日本、特に千葉県南部では台風で電柱、送電等が倒壊し、停電が月単位で続いてしまった。インターネットも中継アンテナのバッテリー切れで使えなくなっている。

 このあたりよくよく考えないと。

原発や基地がそばにあると外国に狙われるから設置反対というのがこれまでのセクトの考えだったが、そんな単純なことではないことが分かった。

そこら辺に無数にある送電塔、変電所を破壊すれば国全体がストップしてしまう。これら施設の外壁の耐空爆性など無きに等しい。

膨大な数の関連施設を守ることは不可能。

インフラを破壊しても核の投下ほどの国際非難はないだろうし、攻撃側の誘惑度は強い。