日本型ダーチャと生活安全保障

二拠点生活の場を確保して庭で飲用水、電気、食糧、燃料、かまどを、場合によっては耐空爆塹壕(anti-air raid trench)を作ります。

②「アンポ」と「安全保障」

あれほど「アンポ粉砕!」と1億総反対の様相だったのがどうでしょう。

テレビに「高橋彬雄」「小泉悠」先生が出ると視聴率は大幅にアップするようです。

小泉悠の名がついていると本は売れ、出版社も、番組制作者も、大学同僚も他大学大学教授もみな彼と一緒の行動(講演、動画放映)をとりたがっています。

内容をわかりやすく説明できる真の専門家だし、声はよく通るし、話すスピードもテレ東の豊島キャスターのように早すぎないし、性格的にも他の人をやりこめるようなことがないしともっともだと思います。

ウクライナ戦争を契機として、「反対の対象,象徴:アンポ」から「ヒーロー:安全保障論」へ飛躍・昇格した模様です。

 なんせ、かっては大蔵省職員も、大新聞記者も仕事が終わると国会前の集会に参加する人が少なくなかったそうです。それが

二日前の2022.11.6、日経新聞私の履歴書」で清水建設宮本会長が1960年からの世の流れを簡単に語っていました。

 

 「田園調布中に入学したのは1960年4月。

当時安保闘争で世情騒然としていたはずだが、中学生だった我々は影響を受けることはなかった。また、数年後の私の大学時代には70年の安保条約改定をにらんだ全共闘による大学紛争が吹き荒れ、一般学生の日常にも大きな影響を及ぼすのだが、そんな未来を知る由もなかった。」

 

 それが時は流れ、過激派の少なくない内ゲバ殺人、連合赤軍の狂気的大量殺人事件等を経て日本の極左が事実上崩壊しました。

これに引き続いて、今やプーチンの行動によりマイルド左翼、漠然としたロシアびいきも大きく影響を受けているようです。

 ロシアフレンドも少なくありませんでした。外務省ロシアスクール、維新一派はもちろん、もしかすると、安倍さんもそうだったのかも。草葉の陰でどう思っているのでしょうか。